KKP#5 『TAKE OFF』 6/10 本多劇場 ― 2006/06/11 23:15

 俺は神に感謝することがある。小林賢太郎と同じ時代に生きていることをな!!


 あああ、すっげえ面白かった。面白かったよう。


 見終わってから笑いすぎのあまり手が震えている、という状態は今回さすがに初めて経験しましたよ。特に客席の熱気が凄くて、つられてテンションがあがるあがる。興奮のあまり見終わったら死ぬんじゃないかってほどに。

 過去4回のKKPに比べて、ストーリー性は薄いです。偶然見つけた設計図を元に、3人の男が手作りの有人飛行機を作る、というそれだけの話。出演者はそれ以外に無く、他者の介入によって物語が奇想天外な方向へ飛んで行ったりもしないんだけど、展開や設定はこの際どうでもいい。

 場面ごとにそれぞれがきちんと繋いでいくボケが、あまりにも秀逸だから。
 演劇というより長いコントを見ている感覚。各自が少しずつ持っている「おかしさ」をこれでもかと畳み掛けてくる訳ですよ。

 特にアドリブらしき部分が多すぎて、どこまでが台本どおりなのか分からないという。そのぐらい演者3人の一体感が凄いってことなんだと思った。久ヶ沢徹の存在感は相変わらず圧倒的だが、それでも一人だけ浮いたりはしていないのだ。オレンジは所見だが安田ユーシよりは安心してみていられたし。

 確かにラーメンズ的とはいえない。世界観はあくまで現代日本だし、常識を逸脱したキャラ設定もされていない。
 でも俺はこんな小林賢太郎もまた抜群に好きで好きでしょうがない。

 クライマックスに至る盛り上がりはまた格別。もう手を叩かずにはいられないのです。いられないのですよ。


 良かった。お笑い好きやってて良かった。ラーメンズに出会って、小林賢太郎という才能を知ることができて本当に良かった。あの幸せな時間、あの場所に居られて良かった。ありがとう。なんかありがとう。

 むう、なにやら遺書みたいな内容になってしまった。
 でも北島マヤの母みたいにあの場で笑い死ねたら相当安らかに逝けた気がする。

 だが死なん。コバケンが次は何を見せてくれるのか、それを見届けるまでは! 
 俺はこれからも全力で観に行きます。

DVD ラーメンズ第15回公演「アリス」 ― 2006/05/19 19:44

予約しなくてもちゃんと店頭に並ぶようになったなぁ・・・

 出たー!

 つーことで買ってきましたよ。ラーメンズ第15回公演「ALICE」のDVDです。

 ひょっとしてDVD化は第18回公演終了まで待たねばならないのか?という危惧もあったけど、無事単独発売されてなにより。いずれボックス仕様で再発売、なんてことになりそうだけどな。



 で、買ったはいいけど、どうも新鮮味に欠けるのは、WOWOW放映版のDVDを入れるために俺が自作したパッケージ(写真右)と酷似しているからに他ならない。コイツがずーっと俺の本棚に並んでいたので、新しく買ったって気が全然しないのだ。ひねりがないぞ、グッドデザインカンパニー。

 そういや今回からWOWOWレーベルでの発売になってます。そのせいか収録日も放映版と同じ。追加公演ではなく本公演が収録されないかなーとちょっと期待してたんだけど叶わず。幻の「片桐仁の顔が一瞬で赤くなる」芸を見られるかと思ったのだが。残念だ。そういやWOWOWでは放映されたフリートークもDVDには未収録でした。ああいうのこそホントに見たい部分だったりするんだけどね。
 
 Golden balls はまだかなぁ・・・。

KENTERO KOBAYASHI LIVE POTSUNEN 「○ maru」 ― 2006/03/17 02:27

KENTERO KOBAYASHI LIVE POTSUNEN 「○ maru」 3/14東京グローブ座

 行って来ましたソロライブ。
 さすがに第二回公演ということで前回ほど「何が起きるか?」というハラハラ感はないものの、ライブへの期待は衰えず。

 今回は3列目のど真ん中っていう最高の席が取れたので喜びもひとしお。間近で見ると改めてコバケンでかいなーとか思った。

 さて内容はと言うと。
 やはり一回目の延長という感じではあったけど、前回感じたようなやや冗長な部分も改善されて、畳み掛けるように飽きのこない構成になってたんじゃないでしょうか。

 キャラクターを据えたシチュエーションコント的な要素は薄く、簡素な小道具と演技だけでめまぐるしく場面を変えながら小ネタを積み重ねていくような、そういうライブでした。

 で、なんにせよ巧い。何がっつーか全部。全部巧い。

 ますます一見さんを受け付けがたい雰囲気に昇華してしまった感は否めないけど、それでも小林賢太郎という才能に触れたいだけの者にとってはこれほど純度の高い舞台もないだろう。
 
 ああ、よかった。
 面白かった、のではない。よかったのだ。笑える舞台を観たっていうより物凄く良い風呂に浸かったような感覚だ。

 敢えてひとつだけ苦言を呈すなら、もう少し舞台の余韻を味わいたいかな、と思う。
 カーテンコールで登場してくれた時に、少しでいいから話をしてくれたらいいなぁと思うのだ。

 別にもうひと笑い欲しいって言うんじゃなくて、アンケート書いてくれだとかまた観に来てだとか次回はどういう公演を予定してるだとか、そういう「俺今日このライブ観に来て良かったんだよね?」って確認したいんですよ。

 本人がそういうフリートーク的なことを苦手(には見えないが)としているのも知っているし、コントだけで満足だろうと言われればそうなんだけど、でもこの会場にいるわずかな人数だけが共有した時間に特別な意味を持たせたいと思うのはそんなにワガママなことだろうか。


 まぁ何にせよまた観にいくんだけどね。

 次はKKPらしいですな。……なんかキャストを見るとまたも片桐仁の名前が無いんだけど。
 そろそろ「ラーメンズ」が観たいなぁ。

大喜利猿 河出書房新社 ― 2006/02/22 22:15

 大喜利猿ライブって実はまだ見に行ったことがないんですよ。

 本になったってことでどんなもんかなーと買ってみたけど、内容がどうこうって前に、ただただこの場に居たかったなああああという羨望ばかりが溢れに溢れてどうしようもありませんでした。ぐふう。……面白かったけどね。

 内容は一人ごっつというかお笑いマンガ道場というか、とにかくひねりなく大喜利そのもの。改めてコバケンの画力の高さには感心させられます。どうして「猿」なのかもやっと分かったし。

 個人的に好きなネタは「例えを使ったレシピ用語」の「ここで一度サッとおいしくしてください」とか。何をしててもコバケンはコバケンだなぁ。

 でもこういうのって、いわゆる後乗せサクサクが一番おもしろいんだろうなーっていう空気が物凄い伝わってくるのでそれがもう悔しいやら悲しいやら。現場にいたら何倍も笑えただろうに。


 公式HPで次回の大喜利猿情報もアップされてますけど、札幌と福岡って。

 仙台で、とは言わないからせめて首都圏で、願わくば休日にやってくれいー

小林賢太郎ソロコントライブ「ポツネン」 11/26東京本多劇場 ― 2005/11/28 22:23

 観てきたー!!
 第15回公演、Golden Balls に続き今年三度目にしておそらく本年を締めくくるであろう小林賢太郎のライブです。

 この先は若干のネタバレを含みつつ感想書くのでご注意を。

 
 とりあえず、本人の弁を借りればコントの限界に挑もうというライブだったと言えましょうか。
 ひとりなので「姿の見えない何か」との対話で進むコントが主体なのは順当なところだけど、時には映像を使用したり、手元をプロジェクターで映したりして、普段と違うことをしようという心意気は感じた。尺も比較的長く取っていて、見応えとしてはGoldenBallsよりあったのではないだろうか。

 とは言いつつも内容はやはり余すところなくラーメンズ風味。この場合は小林賢太郎風味と言うべきか。いつにもまして観客自ら脳髄の空腹を埋めるために面白さを貪るような、あの感覚は何度味わってもたまらんなぁ。クセになる。なってる。 

 敢えて苦言を呈すなら、「上手くまとめようとしすぎてあちこち綻んでいる」感じは否めない。キレイにオトすためにフリが強引になってしまっていると言おうか。また映像を使ったコントについては、仕掛けに懲りすぎたせいでどういうことをしたかったのか見失っているのでは?という部分が見え隠れしてたように思う。

 ただ、「本来二人でやるべきコントを一人で間に合わせている」ような印象はなかった。ちゃんと一人用コントとして成立している。それはさすが小林賢太郎と言ったところか。

 全編通じて抱腹絶倒ってよりは溜めて溜めてクスリと笑うそういう感触。落ち着きすぎて物足りないという人も多かったかもしれないな。なにはともあれ「コバケンがなんかやる」と言われただけで既に満足してしまう俺のような人間にとっては夢のような時間だったと言えよう。ああ、楽しかった。

 ひとつ思ったのはやっぱり小林賢太郎がらみは何が何でも公演時に観ておかなきゃないなってこと。まだソフト化もされてない GoldenBalls からもネタを引っ張ってくるんだから、ちゃんと公演で観てないと笑いポイントを逃してしまう。
 ま、言われなくても行くけどな。
 
 あと、このライブを観て改めて小林賢太郎はボケたいんだなってのはよく分かった。

 これで今年も良い正月が迎えられそうだ。
 次は第16回がくるか? つうか来て欲しい。

とうとう今週末はコバケンに ― 2005/11/22 11:00

 明日の今頃はもう観た人がいるんだなーなんて思うともういても立ってもいられない気分。

 そんな訳で指折り数えて待っていた小林賢太郎ソロコントライブの開催が迫っております。
 俺も土曜26日公演のチケットが取れたので今週末には東京へ出向く予定だけど、一ヶ月前より今現在の方が遥かにソワソワしてる感じ。ああ早く小林賢太郎が観たいよう。

 ソロ公演は初だといっても、実際ラーメンズとしての本公演でもほとんどひとりでこなすコントが少なくないだけに、感触的にこんな感じか?ってのはなんとなく予想できる。
 そんな小賢しい予想を大きく上回るような舞台だったら感激だけど、例え想像どおりだったとしても十分満腹になって帰ってくることだろう。つくづくダメなファンだ、俺は。

 土日と休みを取るために明日は出勤。でもいいの。コバケンの舞台を見るためだから。

 それまでは完売劇場のDVDでも見て我慢します。ある意味生殺しともいえるのだが。

エレ片(ネタバレ) ― 2005/10/10 15:41

 俺はラーメンズが大好きだけど、それは強いて言えば小林賢太郎のファンであるという延長線でのラーメンズ好きなので、本音を言うと片桐仁の仕事はあんまり真剣に追ってなかったりする。すみません粘土道も買ってません。 

 で、このエレ片というのはエレキコミックとラーメンズの片桐仁がユニットを組んで行われたライブのDVD。

 存在は知っていたけど前述のとおり範疇外なので、ちょっと興味はあるけど買ってまで見たものかなぁと思案中のところ、近所のツタヤがフツーにレンタルしてたのでラッキーとばかり借りてみたのです。2、3年前なら絶対こんなマニアックなもの入荷してなかっただろうな。さすがお笑いブームは伊達じゃねぇ。

 さて肝心の内容はどんなもんかというと。
 ほぼ即興に近いライブだということで良くも悪くもドタバタしてとりとめのない感じだったが、それはそれで面白かった。エレキコミック風味が前面なのは仕方の無いところ。ラーメンズという空気感は期待して見ないのが吉。片桐仁のガンダム好きは同じ趣味の者としてよく分かるんだけど、加減は必要だな。「そのギャップが面白い」というキャラでもない訳だし。

 むしろ一番面白かったのはその場にいないコバケンいじり。
 3人の目を通して語られる小林像が予想内だったり予想外だったりで、その意味じゃコバケン好きも見る価値はアリと言えようか。


 そういやエレ片とは直接関係ないけど、最近仙台でも「落下女」が始まりまして。 
 あの番組、ちょっと痛すぎて見るに耐えないのは俺だけか。