ざっくりメビウス感想① ― 2006/07/26 23:10

うっかり予約の時間を変更し忘れて録り逃したと思いきや、なんと後から始まる野球が中止になった影響で放送時間が元に戻るという訳の分からない現象が発生し、結果的にはちゃんと録れててこりゃ一安心と早速観てみたらばいきなりコノミさんがコンタクト入れてるシーンから始まって「何が起きた!?」とあたふたしてた訳ですが何の話かというとウルトラマンメビウスの話です。
コスモスからウルトラ離れを起こし、ネクサスでは戻ってこれなかった俺ですが、マックスからは完全復帰してメビウスも継続して視聴中。どうも俺の嗜好はウルトラ好きのチビっ子たちとあんまり変わらないみたいで。
初回から防衛組織が半壊滅状態で、仲間集めから始まるってのが個人的に結構ツボでした。各メンバーについても、GUYS入隊にまつわる葛藤を浅からず深刻過ぎずの適度なバランスで描いていて、お互いがそれを理解し尊重しあうのも見てて気持ちがいいです。昼行灯の隊長さんが有事にはちゃんと上司との間に入って調整をしてくれるのも頼もしい。SHOTの隊長さんと違って。
マックスに続いてレトロ怪獣が割とあからさまに登場してますが、重箱の隅を突くラインナップは逆にコアなファン層を取り込めそうな気がします。俺はあまりコアなファンでもないので、ムカデンダーとかサドラとか言われてもピンとこない世代なんですが。
さて今回のメビウスは第16話「宇宙の剣豪」。
夏休みを前にして、みんなで協力して物事を成し遂げることの大切と、宿題を早めにやっとかないとこういうめに遭うぞ、という教訓が入り混じった良い話だったんじゃないでしょうか。
その裏で進行していたコンタクト劇は、メガネ属性のない人には何のことやら分からないエピソードだったと思いますが、アレにはスタッフの「伊達にメガネっ子出してる訳じゃないからな!」という気迫というか妄執みたいなものを感じましたがどうですか。
あと、個人的に好きなのは第11話「母の奇跡」。
お話としてはツルギがヒカリとして復活する重要なエピソードなんですが、そんなことはどうでも良くて肝心なのはウインダムVSディノゾールリバースの方ですよ。平成ウルトラ特撮は映像にしかできない説得力に満ちてて良いと思いませんか。

これですよ。
なんだか分かんないけど鋭利で俊敏で硬質な触手で光線を薙ぎ払う、という状態を見事映像化ですよ。これ凄ぇカッコイイと思ったなぁ。
怪獣同士の光線の打ち合いなんて、映像は派手でも状況は地味でつまんないことが多いですが、この戦いには絶妙な緊張感が漂ってるんですよ。必死に防ぐってことは光線を脅威と感じている訳で、そんなビームをギリギリの紙一重で薙ぎ続けるなんて一瞬も気の抜けない真っ向勝負じゃないですか。
どうせだから、平成ナイズされて妙にスマートなウィンダムとか見たかったなぁなんて思いますけども。
まぁそんなこんなで、今後もなんかが琴線に触れたらレビューしてこうと思います。メビウス。
いやそれにしても特撮者の端くれとしては、毎日のようになにかしら変身ヒーローがテレビに映っている現状は夢のようだ。
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