仮面ライダーカブト 第33話 ― 2006/09/17 23:51
何度も言ってるけど、天道のイイところは明確な行動理念だと思うんですよ。
三島辺りを筆頭に、総じて誰もがドコへ向かって歩いているのか見失う中、天道という主人公の存在があればこそ来週も見ようかなっていう求心力を失わずにいられると思うわけで。
加賀美と比べてしまうから余計にな。
ZECTやワーム、ライダー、ひよりといったいろんな要素の狭間で自分の身の置き所に常に迷い、極力現状維持に努めて問題を先送ろうとする彼は、実に「平成ライダー」っぽい。だからむしろ主人公っぽいとも言えるんだけど、どうも日に日に魅力を失っていくような。
組織人として地道にそれなりの地位でも獲得しておけば、しばらくひよりを匿うぐらい出来たかもしれないのになぁ。そういう立場すら天道に上を行かれてしまったのではどうにも。
という訳で今週の天道はその比類なき行動力を如何なく発揮し、ワームとして存在を知られたひよりを守るため、仮面ライダー(ひいてはZECT)を葬るべく結構あからさまに動きます。硬軟織り交ぜたゼクター回収劇は、ZECTとの違いを感じさせますね。
そして被害妄想の権化となって再登場の矢車さん。衣装のやさぐれ方が半端ないです。こんな危険人物にゼクターをくれちゃいけません。
でもキックでホッパーなネーミングにふさわしく、「ジャンプ」を明確に技として取り入れたのは懐かしくも斬新な映像でした。アンカージャッキがガコガコ言うのがカッコいい。欲しい。
普段は銃の乱射にも耐えるワームが、剣で斬ったら倒せるって部分にやっぱ納得行かないのは俺だけか。
あれは何? エアガンか何かなのか?
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