仮面ライダーカブト 第34話2006/09/24 23:17

「私には味覚というものがない」

 ……一応本筋として進行してますが、相変わらずカブトの世界観はどっか狂っていると思います。

 ところで今となっては突っ込みもばかばかしいですが、剣ぼっちゃんは今まで何をどうして生きてこられたのか不思議でなりません。
 ランドセルがどうこうって部分は度外視して、彼が「ワームに擬態」される以前の記憶や経験をどういう風に持っているのかは、ワームの本質を知る上で結構重要な要素だと思うんですけどね。

 ただ、ハイパーゼクターが再度現れた理由とか、今までの平成ライダーだったらうやむやにされてそうな部分に一応の説明があったりして、そこら辺は素直に安心できます。だからワーム絡みについてもぶん投げないで欲しいなぁと切望する訳ですが。

 あと蓮華さんの心変わりも急すぎてぜんぜん感情移入できなかったり。
 様々な欲求を絶って、戦士として純度を高めることを受け入れてでも、彼女にはZECT内で地位を得る理由があったんだろう? 違うのか? それをオムライスひとつで組織を裏っちゃうのか? 禁欲生活のせいでむしろ雑念が強まってんじゃん!
 なんだかなぁもう……。

「お前の考えてることは極端すぎる!」

 すげぇぜ加賀美! これは番組へのアンチテーゼだな!? 


 ついでにいうと影山は番組的にも不協和音になりつつある気がしますが大丈夫でしょうか。

仮面ライダーカブト 第33話2006/09/17 23:51




 何度も言ってるけど、天道のイイところは明確な行動理念だと思うんですよ。
 三島辺りを筆頭に、総じて誰もがドコへ向かって歩いているのか見失う中、天道という主人公の存在があればこそ来週も見ようかなっていう求心力を失わずにいられると思うわけで。

 加賀美と比べてしまうから余計にな。

 ZECTやワーム、ライダー、ひよりといったいろんな要素の狭間で自分の身の置き所に常に迷い、極力現状維持に努めて問題を先送ろうとする彼は、実に「平成ライダー」っぽい。だからむしろ主人公っぽいとも言えるんだけど、どうも日に日に魅力を失っていくような。
 組織人として地道にそれなりの地位でも獲得しておけば、しばらくひよりを匿うぐらい出来たかもしれないのになぁ。そういう立場すら天道に上を行かれてしまったのではどうにも。

 という訳で今週の天道はその比類なき行動力を如何なく発揮し、ワームとして存在を知られたひよりを守るため、仮面ライダー(ひいてはZECT)を葬るべく結構あからさまに動きます。硬軟織り交ぜたゼクター回収劇は、ZECTとの違いを感じさせますね。

 そして被害妄想の権化となって再登場の矢車さん。衣装のやさぐれ方が半端ないです。こんな危険人物にゼクターをくれちゃいけません。
 でもキックでホッパーなネーミングにふさわしく、「ジャンプ」を明確に技として取り入れたのは懐かしくも斬新な映像でした。アンカージャッキがガコガコ言うのがカッコいい。欲しい。


 普段は銃の乱射にも耐えるワームが、剣で斬ったら倒せるって部分にやっぱ納得行かないのは俺だけか。
 あれは何? エアガンか何かなのか?

仮面ライダーカブト 第32話2006/09/10 23:22




 うむう、佳境に入ってきましたなぁ。

 ひより=妹は劇場版の設定でもあるのでありうる部分ながら、「擬態した両親から生まれた」とは予想外。胎児ごと擬態したのか? でもそれだとちょっと無理があるっぽいから、「擬態した両親が生殖した」と考えるべきか?
 うわすげぇ。『寄生獣』みたい。

 いずれにせよ、何故ひよりを人間として育てたのか? 渋谷隕石以前からワームが存在していたのか? 等など、謎が謎を呼ぶ展開と言えましょう。良くも悪くも。
 でも天道がひよりに構う理由とか、7年前の詳細を明かせなかった理由とか、樹花にやたらと甘い理由とか、それなりに納得が行く形で繋がったのは少しホッとしたような。
 
 さてエリアXに囚われていたのが天道だってことは、やっぱりハイパーゼクターによる時間軸の交差が生じていると考えるべきなんだろうな。7年前の天道にベルトを渡したのは天道自身だということでOKですか。
 っていうか「ひよりとワーム交換」のトリックに、当たり前のようにハイパーの人が絡んでますけど、これ天道承知済みなの?

 うーん。タイムトリップが関わると大抵納得できないオチに繋がるから不安だなぁ。
 今年こそ何とかしてください。

仮面ライダーカブト 第31話2006/09/03 23:30

 おお、すげー。とても先週と同じ作品だとは思えん。

 神代の問題にも決着がつかないうちに、なんとひよりがワーム化するという急展開。ワームには「自分が擬態である自覚」が無い奴もいるってことで確定的か。
 そうなると、一回死んでる加賀美にも疑惑が。
 きっとじいやもワームなんだよ。あの料理仙人の方がホンモノなんだ!
 終いには人類すべてが既にワームの擬態だったなんてオチがつくんじゃなかろうな。

 散りばめた伏線をそろそろ回収にかかってるみたいなので、例年のようにぶん投げてしまわないことを願うばかりです。

 三島とワームの会話からすると、ハイパーゼクターには時間移動の能力が窺えますね。これは劇場版を踏まえた形。仮にあのハイパーカブトが天道なのだとしたら、何のためにこの中途半端な時期へ戻ってきたのかがよく分からないが。
 少なくとも天道の両親らしき二人を樹花が認識できてない時点で、彼らの兄弟関係も怪しくなった訳で。うーん。うまく収束するのだろうか。


ウ、ガ~ンダ? スーダン?

 なに言ってんだか分からないこの人の一番凄いところは、かけそばを食べ歩いて行き着いただろうはずのこの店でうどんを食すことになっているというミラクルだと思う。

仮面ライダーカブト 第30話2006/08/27 23:57

 さて前回猛威を振るった「料理による世界征服」を企むワームを倒すため、謎の料理人の元へ修行に赴く天道。この時点で、相手がワームだと知らなくても話が成り立ってるのがカブトの一番異常な部分だと思います。

 結局ここでは雑巾の天ぷらと雑巾のステーキと雑巾うどんしか作ってないのだがそれはそれとして光の料理人と認定された天道は、伝説の白包丁を入手。めでたく生簀を豚の餌へと貶めることに成功します。ホントに何の番組ですかこれは。

 そんな大筋の裏では神代&加賀美の絡みもまったりと進行中。
 毎週のようにネジの緩んでいく剣ぼっちゃまは馬車での登場です。また余計な金使ってます。本気で再興する気あるのか。
 岬にしても、なんでいきなり神代に慕われだしたのか意味不明だろうなぁ。まぁ馬車で来るれたら岬でなくても引くだろうけど。

 そしてこの頃情緒不安定気味な田所さんも大活躍。

「うおうっ! サビている!」

 つーか料理人やめたなら弟に託しなさいよ。


 あまりにもカッ飛んだ新展開で、ちょうど響鬼改変期ともカブってたのでこういうノリが最後まで続くのか?って感じでしたけども、どうやらこれは生簀ワーム前後編だけで、また前の雰囲気に戻りそうですね。
 この一貫性の無い世界観をどう処理していいのか分かんないけど、少なくとも今は天上天下唯我独尊の作品が仕上がろうとしている現状をただ盲目的に楽しんだほうが幸せなような気がします。

仮面ライダーカブト 第29話2006/08/20 23:59

 ……ぶ
 ……ぶははははは! 

 いや、久しぶりになんか面白かったですよ。今週のカブトは。

 説明も脈絡もなくいきなり伝説の黒包丁なるものが登場し、しかも正当継承者にしか抜けないという仮面ライダーとは関係のないいわく付き。
 そしてこれまた唐突に登場する謎の料理人、生簀。なんでも最高と言って食う妹にすら不味いと言わせる奇跡の腕前ながら、どうやらワームらしいです。生簀という男の擬態なのかなんなのか、説明されないので分かりません。いや、どっちでもいいんですけどね。ぶっちゃけどうでもいいことなんで。

 確か俺は仮面ライダー剣の時もこんなことを言った記憶があるんですが、カブトもやっぱり見方を間違えてました。
 ワームって? 渋谷隕石って? マスクドライダー計画って? 
 なんて、そんなことにどうでもいいんですよ。

 料理を食った人が天使になって空を飛ぶ番組に整合性を求めてなんになるっていうんですか。

 政府の要人を集めるパーティだからこそ、料理は無難な方が良いのでは?なんて無粋なことを言っちゃダメなんですよ。
 そばの味に烈火の如く怒り出す田所さんだって、その設定に意味を求めたりしちゃダメなんですよ。

 さて一方の天道勢も、先週思わせぶりに登場したハイパーフォームカブトは「あれは誰かしら?」なんて呑気な台詞ひとつであっさりスルーされ、大方の予想を裏切りまだバイトをクビになってなかった加賀美がサルで働いているという意外な絵を見ることが出来ます。要求してないのにひよりのまかないが出てきたり、「加賀美だけは食べられない」というお約束ももはや働いてません。恐ろしいほど世界が平和です。既にワームも生ごみを漁るカラスと同レベルに堕ちています。
 さっきまでワームと戦っていた天道がキッチンスタジアムに飛び込んできたりと場面の転換も目まぐるしく、ついでに神代がワームだったこともいきなり加賀美にバレました。

 なんとなくアギトのラストみたいな匂いがします。

仮面ライダーカブト 第28話2006/08/13 21:16

 どうも落ち着きの悪い話が続くなぁ。最近のカブトは。

 これは知能戦……なのか? 
 今回のワームによる「大介成り代わり作戦」の全容は分かったんだけど、このプロセスの中に「犯罪者の濡れ衣」は必要あったのかな。大介に化けたワームの存在を匂わせたかったってことか? でもそれならみんなの前で一回ワームに戻ってみせりゃ済む話なんだよな。むしろ成り代わった後で大介として動きを取りづらくなるだけじゃん。
 そこまでお膳立てをしながら大介(ホンモノ)の死亡をちゃんと確認しなかったりと粗も目立つし。

 どうやら三島がワームと手を組んだ理由は「ゼクターの回収」に重点があったようで。
 ワームにゼクターを渡してワーム退治をしろなんて、そんな約束が本当に守られるのかどうか見てるこっちが眉唾モノなのに、どうして三島はそれを信用できるのだろう。それを信じる根拠として必要なのは、ワーム同士は決して仲間ではないってことなんだが……そうなの? そう思っていいの?

 ていうかね、今になってこんなことを実行しなきゃいけないことに、三島の管理職失格さ加減が現れてると思うんですよ。矢車は自滅だったとしても、金で雇えたドレイクにわざわざ不興を買って離反されたり、ガタックの中身の不安定さを知りながら早々にサソードと契約を切ったりと、本来上手く手駒に出来たはずのライダーをどんどん手放してしまった挙句、まったくエレガントでない今回のような作戦に走ってしまってる。何を知り、何を隠したいのか分からないが、もっと「うまく糸を引いてる」のを感じたいなぁ。

 あとワームの設定の曖昧さはどうにかならないのだろうか。
 例えば擬態に至るプロセスとか、どうしても擬態できないところとか、そういう綻びを明確化してもらわないと、今のように都合の悪い部分にただ目をつぶって擬態を見破る手法はどうしても気になってしまう。


「偽者! ……いや本物だ!」

 いや、これはちょっと面白かった。
 今週ってこれを言わすために用意した話なんじゃないかってほどに。

仮面ライダーカブト 第27話2006/08/06 23:54

超思いつき

 影山……影山ってば……。(今週の第一印象)

 加賀美の言う、ファイルの名前が自分じゃないのでは?って疑問は決して的外れじゃないはずなんですよ。ただそれは田所を騙って本部に侵入する前に検討すべき議題だったと言うだけで。
 いずれにせよ賀美新はないだろう。脳みそ少ないぞ。(しわが)

 さて一方で、坊っちゃんところのじいやがとうとうオーバーワークで倒れます。ああ、これでディスカビル家は終わりだ。
 突っ込むまでもないながら一応突っ込んでおくが、看病の頂点に立つ男が病人放っといて知り合いの所に駆け込んじゃいけません。

 なんとなく帰ってきたような大介もなんとなく帰ってきた訳じゃなさそうで、ゴンまで登場して再び物語は風間ルートに入ったらしいです。フォローしてもらわないと人を褒められないんじゃメイキャッパーは難しいんだねぇ。
 消火器ケースなセンスは嫌いじゃないです。使い捨てキャラは遊ばないとな。

 出前~警官に器を返される、辺りの流れは芸術的であるとさえ思えますね。あんなにも貴族という人格をダメに描けるなんて。

「寄付が足らん! もっと出せ! 貰ってやる!」

 ……つーかコイツワームなんだよなぁ。
 そんな物凄い重要な伏線抱えたままこんなに壊れてっていいんだろうか。

仮面ライダーカブト 第26話2006/07/30 23:58

 一方で妹さらってまで天道の抹殺を企むワームが、影山や大介を見逃すのは何故に。
 散発的に人を襲っていた頃と違って組織的な活動を始めた以上、もう少し目的っつうか一貫性を匂わせて欲しいと思いますが。
 岬ワームの動きが一番謎。樹花を連れ出すのに、面識のない岬に擬態するという能の無さはともかく(それでも樹花が釣れてるから)、同じく面識のない神代を敢えて庇ったのはどうしてなのか。「岬の記憶を擬態して生まれたメンタリティ」のせいだとするなら余計不可解なことだ。姉と岬を被らせて神代が鈍るならまだしも、岬から神代に対しては何の因縁もないはずだろう。俺には人生の機微が足りないんでしょうか。

 加賀美も熱血野郎の一言で片付けるにはやや浅慮すぎと言えよう。彼にとっての疑問は「マスクドライダー計画書に何故自分の名前があったか?」の一点だけで、それは不思議なことではあっても、具体的な事件や陰謀に結びつけるにはまだ時期尚早な因子に過ぎない。誰がどのくらい関わっているのか、そこに書かれた加賀美新とはホントに自分のことなのか、そういうアタリもつかない内から武装して本部に乗り込んだところで、どこから何を探そうというのだ。
 なにより、この話について加賀美からまた聞きしただけなハズの岬が、率先して本部への侵入に手を貸している事実が不思議でならない。岬さんってデキる女っぽく見せてるけど意外と……なんだよな。ここ最近特に。

 珍しく天道が激昂を見せたのは印象的だったけど、「何があっても守る!」って対象が前半と後半で違うのでやや散漫な気がする。妹とひよりは二人で一人には出来なかったものだろうか。
 ついでに言えば家から連れ出されている樹花が、家にいるから安心って理屈はないよな。


 スト-リーはそんな風に迷走気味ですけども、今週は特撮がなかなか見ものでしたね。

 バイクがスライダー形態になるのはアギトにもあったけど、それをキックごと敵に蹴りこむっていうビジュアルインパクトは絶大。先がクワガタだけに、角の間に入ったら大丈夫じゃないか?という懸念はあるけれども。
 地味なシーンながら、カブトセクターのキャストオフなんかもスピード感があって好きです。角を使って地中の敵を抉り出す豪快さもさながら、そこにキックを叩き込むガタックとの連携には正直熱くなりました。
 やっぱりバイクが戦闘に生きてくると、形骸化したライダーって名前に意味が出てきて良いと思います。


 田所班がちゃんとライダーのサポートを務めたのも素晴らしかったですね。

 転送した情報がワーム退治のどこに生かされたのかは全然分からなかったけど。

仮面ライダーカブト 第25話2006/07/23 23:45

 なんとなく群像劇っぽい様相を呈してしましたね。

 その中でも、やっぱり主人公たる天道が一番明確に、且つ積極的に物語を牽引しているのが良いと思うんですよ。「ワーム殲滅」という目標に迷いなく突き進んで揺らがないのは、他が浮ついている分だけとても安心する。

 中でも最たる浮つきっぷりを披露するのはご存知田所班の皆さんですけども、岬の言う「例の計画」とやらの本質がなんだったのか画面からはさっぱし読み取れません。どう考えても田所が別人だとバレるのは時間の問題だろうに。

 天道と同じことを加賀美にやれってのは無理だと思うが、仮にもZECTに所属しててしかもマスクドライダーっていう絶対的な地位すら持ってるんだから、三島と会うだけならもっと違うアプローチの仕方が絶対にあるはず。よりによって正面から強引に突破するなんて要領悪いにも程がありますよ。


 さてワーム側にも新たな動き。ようやくライダーの存在を野放しに出来ないと悟ったのか、手始めに樹花と接触します。

 危うし妹!というところで颯爽と間に割ってはいる神代! 
 おお、このタイミングは貴族っぽいぞ神代!
 そんで後から天道に「これで借りは返した」とか言うんだな神代!

 とか思ってたら妹はあっさりワームに略取されてました。神代……。

 つうか擬態されてる岬が何故に無事?


 あと三島さんはおそらく人の使い方がヘタだと思います。
 絶対影山はテキトーにおだてておいた方が働くって。

 ……加賀美も。