仮面ライダーカブト 第25話2006/07/23 23:45

 なんとなく群像劇っぽい様相を呈してしましたね。

 その中でも、やっぱり主人公たる天道が一番明確に、且つ積極的に物語を牽引しているのが良いと思うんですよ。「ワーム殲滅」という目標に迷いなく突き進んで揺らがないのは、他が浮ついている分だけとても安心する。

 中でも最たる浮つきっぷりを披露するのはご存知田所班の皆さんですけども、岬の言う「例の計画」とやらの本質がなんだったのか画面からはさっぱし読み取れません。どう考えても田所が別人だとバレるのは時間の問題だろうに。

 天道と同じことを加賀美にやれってのは無理だと思うが、仮にもZECTに所属しててしかもマスクドライダーっていう絶対的な地位すら持ってるんだから、三島と会うだけならもっと違うアプローチの仕方が絶対にあるはず。よりによって正面から強引に突破するなんて要領悪いにも程がありますよ。


 さてワーム側にも新たな動き。ようやくライダーの存在を野放しに出来ないと悟ったのか、手始めに樹花と接触します。

 危うし妹!というところで颯爽と間に割ってはいる神代! 
 おお、このタイミングは貴族っぽいぞ神代!
 そんで後から天道に「これで借りは返した」とか言うんだな神代!

 とか思ってたら妹はあっさりワームに略取されてました。神代……。

 つうか擬態されてる岬が何故に無事?


 あと三島さんはおそらく人の使い方がヘタだと思います。
 絶対影山はテキトーにおだてておいた方が働くって。

 ……加賀美も。

ざっくりメビウス感想①2006/07/26 23:10

眼鏡は視力補正器具としての側面が重要なんだと力説中

 うっかり予約の時間を変更し忘れて録り逃したと思いきや、なんと後から始まる野球が中止になった影響で放送時間が元に戻るという訳の分からない現象が発生し、結果的にはちゃんと録れててこりゃ一安心と早速観てみたらばいきなりコノミさんがコンタクト入れてるシーンから始まって「何が起きた!?」とあたふたしてた訳ですが何の話かというとウルトラマンメビウスの話です。


 コスモスからウルトラ離れを起こし、ネクサスでは戻ってこれなかった俺ですが、マックスからは完全復帰してメビウスも継続して視聴中。どうも俺の嗜好はウルトラ好きのチビっ子たちとあんまり変わらないみたいで。

 初回から防衛組織が半壊滅状態で、仲間集めから始まるってのが個人的に結構ツボでした。各メンバーについても、GUYS入隊にまつわる葛藤を浅からず深刻過ぎずの適度なバランスで描いていて、お互いがそれを理解し尊重しあうのも見てて気持ちがいいです。昼行灯の隊長さんが有事にはちゃんと上司との間に入って調整をしてくれるのも頼もしい。SHOTの隊長さんと違って。

 マックスに続いてレトロ怪獣が割とあからさまに登場してますが、重箱の隅を突くラインナップは逆にコアなファン層を取り込めそうな気がします。俺はあまりコアなファンでもないので、ムカデンダーとかサドラとか言われてもピンとこない世代なんですが。


 さて今回のメビウスは第16話「宇宙の剣豪」。 
 夏休みを前にして、みんなで協力して物事を成し遂げることの大切と、宿題を早めにやっとかないとこういうめに遭うぞ、という教訓が入り混じった良い話だったんじゃないでしょうか。

 その裏で進行していたコンタクト劇は、メガネ属性のない人には何のことやら分からないエピソードだったと思いますが、アレにはスタッフの「伊達にメガネっ子出してる訳じゃないからな!」という気迫というか妄執みたいなものを感じましたがどうですか。


 あと、個人的に好きなのは第11話「母の奇跡」。
 お話としてはツルギがヒカリとして復活する重要なエピソードなんですが、そんなことはどうでも良くて肝心なのはウインダムVSディノゾールリバースの方ですよ。平成ウルトラ特撮は映像にしかできない説得力に満ちてて良いと思いませんか。

 ウルトラマンメビウス 第11話「母の奇跡」

 これですよ。
 なんだか分かんないけど鋭利で俊敏で硬質な触手で光線を薙ぎ払う、という状態を見事映像化ですよ。これ凄ぇカッコイイと思ったなぁ。
 
 怪獣同士の光線の打ち合いなんて、映像は派手でも状況は地味でつまんないことが多いですが、この戦いには絶妙な緊張感が漂ってるんですよ。必死に防ぐってことは光線を脅威と感じている訳で、そんなビームをギリギリの紙一重で薙ぎ続けるなんて一瞬も気の抜けない真っ向勝負じゃないですか。

 どうせだから、平成ナイズされて妙にスマートなウィンダムとか見たかったなぁなんて思いますけども。


 まぁそんなこんなで、今後もなんかが琴線に触れたらレビューしてこうと思います。メビウス。


 いやそれにしても特撮者の端くれとしては、毎日のようになにかしら変身ヒーローがテレビに映っている現状は夢のようだ。

寝不足モンハン生活続行中2006/07/28 22:37

証拠写真

 やっと……やっと倒した……。
 なんかもう嬉しいって言うよりこれでただの男に帰れるんだ……みたいな気持ち。

 ということで、既にモンスターハンター3の制作も決まったこの時期に何を言ってるのかって話ですが遂にリオレウスを倒せました。もちろんハンマーで!(重要)

 割といい歳になるまで気付いてなかったんですが、俺はアクションゲームがドへたくそです。なんか反射神経に欠陥があるんだと思います。FFシリーズの戦闘みたいにすぐ判断してすぐ入力!なシステムも苦手だったりします。

 そんな自分なのでアクション系のゲームってあんまり食指が動かないんですが、今回は久しぶりに「俺ゲームやってる」感を物凄い味わいましたよ。

 あちこちの攻略サイトとか覗いて、「速く振り返ったら突進してくるので避けろ」とかデキる人の解説に泣きつつ、栄養剤やら鬼人薬やらでドーピングしまくっての勝利。
 人間やれば出来るんだってことを浅く実感してます。

 なにより、こういう出来そうで出来なさそうで、でも頑張れば出来るっていうゲームバランスには脱帽。ボーっと風呂に浸かりながらも「ここでこうすればイケんじゃね?」みたいな余韻を残す絶妙さが、このゲームの中毒性を強固なものにしてるんですよ。くっそう。

 んでイャンクック同様、コイツも捕獲しなきゃいけないみたいですね。あああ。

 ちなみにオンラインに繋ぐ気がないのでプレイヤーは女性を使ってます。
 装備によってグラフィックが変わんだから男を着せ替えてもつまらないじゃないか、という至極健全な理由で。

轟轟戦隊ボウケンジャー Task.22「ソロモンの指輪」2006/07/30 23:50

 何故アクセルラーごと動物にならないのかだのチーフの吐いた水量がどう考えてもおかしいだの、細かいツッコミは置いといて。

 最も肝心なのはさくら姐さんの大活躍ですよ。思わず体温が5℃ぐらい上がりますよ。(病気です)
 今回もまた「戦力を削がれる」展開なのが、サブチーフの責任感をうまく刺激していて宜しいと思います。

 一晩考えて遂にズカンガミへの対抗策を何一つ練れてないらしい頭の堅さもまた。

 加えておそらく何にも考えずによく寝ただろう映ちゃんもまた。
 鳥になってから「腹減った」しか言ってない菜月もまた。

 ボウケンジャーすごい。

 さて今週のネガティブは久しぶりのダークシャドウ。
 人間を動物に変えて、世界中の宝を奪おうという、相変わらず気の長い計画です。
 計画はともかく、指輪を勝手に奪ったら窃盗じゃないのか。ネガティブさんには何をしてもいいですか。

 つうかゲッコウ様を頭領にのし上げるほどの調教技術があるのなら必要ないのでは。それともあれはなにか。中に人でも入ってるのか。


 足を縛られただけで飛べないのは腑に落ちないぞ。

仮面ライダーカブト 第26話2006/07/30 23:58

 一方で妹さらってまで天道の抹殺を企むワームが、影山や大介を見逃すのは何故に。
 散発的に人を襲っていた頃と違って組織的な活動を始めた以上、もう少し目的っつうか一貫性を匂わせて欲しいと思いますが。
 岬ワームの動きが一番謎。樹花を連れ出すのに、面識のない岬に擬態するという能の無さはともかく(それでも樹花が釣れてるから)、同じく面識のない神代を敢えて庇ったのはどうしてなのか。「岬の記憶を擬態して生まれたメンタリティ」のせいだとするなら余計不可解なことだ。姉と岬を被らせて神代が鈍るならまだしも、岬から神代に対しては何の因縁もないはずだろう。俺には人生の機微が足りないんでしょうか。

 加賀美も熱血野郎の一言で片付けるにはやや浅慮すぎと言えよう。彼にとっての疑問は「マスクドライダー計画書に何故自分の名前があったか?」の一点だけで、それは不思議なことではあっても、具体的な事件や陰謀に結びつけるにはまだ時期尚早な因子に過ぎない。誰がどのくらい関わっているのか、そこに書かれた加賀美新とはホントに自分のことなのか、そういうアタリもつかない内から武装して本部に乗り込んだところで、どこから何を探そうというのだ。
 なにより、この話について加賀美からまた聞きしただけなハズの岬が、率先して本部への侵入に手を貸している事実が不思議でならない。岬さんってデキる女っぽく見せてるけど意外と……なんだよな。ここ最近特に。

 珍しく天道が激昂を見せたのは印象的だったけど、「何があっても守る!」って対象が前半と後半で違うのでやや散漫な気がする。妹とひよりは二人で一人には出来なかったものだろうか。
 ついでに言えば家から連れ出されている樹花が、家にいるから安心って理屈はないよな。


 スト-リーはそんな風に迷走気味ですけども、今週は特撮がなかなか見ものでしたね。

 バイクがスライダー形態になるのはアギトにもあったけど、それをキックごと敵に蹴りこむっていうビジュアルインパクトは絶大。先がクワガタだけに、角の間に入ったら大丈夫じゃないか?という懸念はあるけれども。
 地味なシーンながら、カブトセクターのキャストオフなんかもスピード感があって好きです。角を使って地中の敵を抉り出す豪快さもさながら、そこにキックを叩き込むガタックとの連携には正直熱くなりました。
 やっぱりバイクが戦闘に生きてくると、形骸化したライダーって名前に意味が出てきて良いと思います。


 田所班がちゃんとライダーのサポートを務めたのも素晴らしかったですね。

 転送した情報がワーム退治のどこに生かされたのかは全然分からなかったけど。